MarAdの1999年次報告書によれば1999会計年度に米国の水上輸送業に携わる船員の総数は1998年の10,324人とほぼ同数の10,458人となっている。表2-7では西岸の賃金は土、日の海上勤務がベースの中に入っているので東岸のそれより見掛け上高くなっている。
表2-8は国際航路を含む米国の水上輸送業のサービス所得が全体の国内総生産(GDP)に占める割合を示したものである。1997年の米国国内総生産、8兆1,109億ドルの3%強である2,555億ドルが運輸サービスによるものであり、そのうち128億ドルが水上輸送業によるものである。この値は全体のGDPの0.16%、運輸サービスGDPの5%に過ぎない。