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Rolls-Royceの組織図

 

3. 中・短期的成果

3.1 短期的成果

3.1.1 VUMS

Vickers Marineは、Kamewa、Aquamaster、Raauma、Brown Brothers及びMichell Bearingsにより構成されていた。このグループは、Ulstein Holding ASAの舶用事業とともに、“Vickers Ulstein Marine Systems”という旗のもとに統合された。新しい舶用事業部門は、4,900人の従業員を有し、1998年の売り上げは60億ノルウェークローネ(NKr)となっている。旧Ulsteinの権益は新しい舶用事業部門の主要部分を占めた。VUMSの本部は、ノルウェーのUlsteinvikにおかれた。

VUMSは、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、英国、ポーランド、カナダ、米国及び韓国に製造施設を持っていた。販売・サービス代理店は、デンマーク、ドイツ、オランダ、スペイン、イタリア、ロシア、インド、シンガポール、中国、韓国、日本、オーストラリア、ブラジル、米国、カナダ、フランス及び英国にあった。これらの事務所は約500人の職員を雇用しており、うち300人以上が資格のあるサービスエンジニアであった。

英国では、Ulstein UKとBrown Brothers、Kamewa UKの合併により、Vickers Ulstein Marine Systems UK (VUMS-UK)が設立された。本部と製造拠点は、スコットランドのDunfermlineにあった既存のUlsteinの施設に設けられた。また、全てのVUMS-UKの財産はこの一カ所に集められた。この統合の結果とVUMS-UKにより提供される市場の需要の下降のため、統合後、約90人の職(製造部門及び管理部門の職)が失われた。この人員削減後、従業員の総数は約285人となった。

ドイツでは、ハンブルグとブレーメンのVUMSの事務所が合併し、スラスター、ウインチ、ステアリング・ギア及び油圧モーター・ポンプの修理装置を備えた工場を持っていたハンブルグに運営が統合された。

 

 

 

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