Flender全体としては、売り上げの大半はMechanical Power Transmission Divisionが占め、Flenderの売り上げの79%にのぼる。他の部門の売り上げは、Electrical Power Transmission Divisionが13%、Castings Divisionが5%、Engineering & Service Divisionが3%となっている。
Flenderにおいて、最近組織改正がなされ、独立したMarine Gear Divisionが設立された模様である。この部門は設計と販売をHerneで実施し、製造はこの部門に属さないBocholtにおいてなされている。
Flenderはドイツ国内で8つの製造工場を、さらにドイツ以外で8つの製造工場を操業している。舶用歯車装置の製造はBocholtにある同社の工場(従業員2,500人)で実施されている。
Marine Gear Divisionは、Flenderの海外事務所を通した運営は行っていない。同部門は、ドイツ、フィンランド、フランス、ギリシャ、香港、イタリア、オランダ、ノルウェー、韓国、スペイン及び英国に代理店を持っている。
Flenderの歯車装置は、フェリー、コンテナ船、特殊タンカー及びクルーズ船向けである。
最も重要な分野はRO-RO船の分野であり、Flenderはこの分野においてリーディングポジションを持っていると信じている。同社は、ドイツ、韓国及びフィンランドで建造されるフェリーの約90%には同社の歯車が設置されていると見積もっている。Flenderは海軍市場には参入していない。舶用歯車装置の製品範囲は以下のとおりである。