1.2.2 Lohmann & Stolterfoht
Lohmann & Stolterfohtは1884年にBerlinに設立され、Mannesmann Rexrothグループ(Mannesmann コングロマリットのエンジニアリング部門の3つの企業のうちの一つ)の一部であった。
Lohmann & Stolterfohtの製品は3つの領域に分けられる:1]車両、船舶等の歯車駆動装置、2]産業用の歯車駆動装置とギアホイール、3]ディーゼルエンジン用の継ぎ手とクラッチ。同社は歯車駆動装置のエキスパートであると考えていた。
1.3 合併・買収
1998年3月1日、FlenderはMannesmann Rexroth AGの一部であったLohmann & Stolterfoht GmbHの舶用歯車装置と滑り軸受部門を買収した。これには全ての設計図面及び特許並びに技術部門やサービス・販売部門で得られたノウハウが含まれていた。しかしながら、主要な装置は含まれておらず、Lohmann & Stolterfohtの工場と関連製造機械並びに工場の労働者は、買収から除外された。
1.4 親グループ
Flenderは、Deutsche Babcock AGのトランスミッション・エンジニアリング部門に属するが、独立企業となっている。
1997/98会計年度(1997年9月から1998年9月まで)、Flenderは、史上最高の利益(58百万DM(31.9億円))をあげた。これは、グループの活動を中心業務に集中させることを目的とした、前年の大幅なFlenderグループの構造改革と合理化によるものである。この会計年度においては、Flenderグループの4つの部門(Mechanical Power Transmission、Electrical Power Transmission、Castings、Engineering & Service(組織図参照))のいずれもが利益を上げた。
Flender全体では、売り上げの43%がドイツ向けであり、37%はその他の欧州諸国、11%はアメリカ、7%はアジア/オーストラリア、2%はアフリカの顧客向けである。
1996/97年会計年度と1997/98年会計年度の間に、Flenderグループはオーダー総計約219百万DM(120億円)の事業を処分した。公表されている会計数字を見る際にはこの売却を考慮する必要がある。公表されている会計数字上は、1996/97年度、1997/98年度とも、売り上げとオーダーが減少しているように見えるが、両年度ともグループに属していた企業の売り上げとオーダーは増加している。