新造船は、忙しかった。タグボート3隻および銅専用運搬船1隻が竣工した。
また、AHTS2隻を受注し、手持ちは6隻となった。
1998年の売上は、2億2,720万シンガポールドル。
3] ケッペルFELS(ケッペル・グループのオフショア構造物の専業メーカー)
Keppel FELS Limited(KFL)とKeppel Integrated Engineering Limited(KFL)が98年に合併して、新会社Keppel FELS Energy & Infrastructure Ltd(Keppel FELS)となった。KFLの98年の売り上げは、97年に比べて11.4%減の9億6,950万シンガポールドルであった。税引き前利益は、10.2%減少して2,250万シンガポールドルであった。KIEの98年の売り上げは6%増加して3億500万シンガポールドルであった。税引き前利益は、31.3%増加して660万シンガポールドルとなった。
1998年初は、オイル価格が著しく低下したものの、月を経るに従い、石油生産者や販売会社が防衛的な方針を採り始め急速に石油掘削活動は落ち込んだ。このため、新規リグに対する需要は低迷した。
しかし、ケッペルFELSにとっては忙しい年で、3つの大型プロジェクト(FPS、半没水型リグ、ジャッキアップ型リグ各1隻)を竣工させた。
