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保有設備

・設計部門

同社の設計専門チームは設計、製造工程などの専門家から成り、顧客により要求される厳密な仕様に見合うよう各工程ごとの設計、金型製作を監督している。同社は自動車産業や他のエンジニアリング産業のニーズに見合う複雑な形状の金型を製作するためのCNC切削盤や放電加工機など最新設備を備えている。

・品質管理部門

同社は高品質な製品を保証するため綿密な品質管理システムと品質保証プログラムを導入している。品質管理ラボには十分な設備が備えられ、学歴の高い経験豊富なスタッフにより管理されている。寸法の正確度を支援するデジタル測定機、内部の傷の有無を発見する非破壊試験機、鋳型に注がれた金属や合金の化学分析を行う真空発光スペクトルメーターなど生産の各段階で製品の品質をモニターするために利用されている。

・ワークショップ

鋳造所には1時間に750×750×280×280mmのサイズで120個の鋳型を生産する能力があるPLC制御によるハインリッチ・ワグナー・シントー製制圧衝撃プレス、ラム式自動高圧成型ラインを装備している。自動成型ラインは1時間あたり60トンのエリッチ砂型機、クッテナー式自動砂冷却システム、BMD式ブラストマシン、成型品を扱うマニュマット遠隔操縦機から成っている。鋳造所はまた溶解、炉心溶融、耐火炉床材のための最新設備も備えている。溶解設備には1時間に2トンを溶解するモノトラック製1,500KW中周波数(500Hz)誘導加熱炉が含まれる。鍛造機械には1,600トンのLKM製鍛造プレス、500トン及び250トンのエルフォート製トリミングプレス、エルフォート製1万トンビレット煎断機などが含まれる。鍛造工程では熱処理加工と成型設備が装備されている。シャーマン製CNCボール盤及びフライス盤4機(盤サイズ2,000×2,000×1,500mm)、径750mmの能力を持つファンター製及びリーブヘル製CNCホブ盤、ナイルス製径650mmギア研削盤、コルブ製深穴ボール盤(4,000×2,000×1,800mm)などCNC複写フライス盤、ジグボール盤及び他の多目的機械などが鍛造部門のニーズに見合うよう装備されている。

 

 

 

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