* 旅客船、フェリー(乗客、車、列車)、クルーズ船
* リグ(ジャッキ・アップ式、半没水式)
* その他:上記に含まれない他の船舶(軍用補給船、バージ、調査船等を含む)
上記の個々の船種ごとに、その用途に応じて用いられる単位を用いて、いくつかの船型に更に分類することができる。VIDに収録されているDWTは、船舶の大きさを表す最も一般的な指標で、ほとんどの船種にわたって利用できる。しかしながら、船種によっては、特殊な指標が用いられるものがある。例えば、クルーズ船では旅客定員や船室の数が用いられ、ガス運搬船のサイズはタンクの容積(立方メートル)で表現され、コンテナ船は運ばれるコンテナの20フィートコンテナ換算個数(TEU)で表現される。こういった船舶については、VIDでもこれらの特定単位の情報を収録しており、この報告書においても、船齢と船価の分析では、これらの単位を用いている。
図2.Aの左側の円グラフは、世界の現存船腹75,800万DWTのDWTベースでの船種構成を示したものである。ウェットバルクとドライバルクは、それぞれ38%と37%で、全体の75%を占めており、残りが一般貨物とその他となっている。各船種ごとのDWTの内訳を表2.Aに示す。