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1.2 電磁化水発生方法、及び、性能向上のための研究開発

電磁化水とは、電磁界発生装置により発生させた電磁場の中に水を通じたもので、電磁場は、種々の作り方がある。この水を電磁化水と呼んでいる。この電磁界発生装置の電磁界の発生方法もかなりの方法がある。この中からスケールの付着防止、及び、除去に効果のある周波数、振幅(パワー、電圧、電流)、波形、スイープ周波数、波形の演算等によりスケールの付着防止のみならず除去の出来るような電磁界発生装置を研究開発することと新しい発生方法を研究開発し性能の向上をはかる。

 

1.3 電磁化水発生装置の研究開発

1.2により研究開発した方法により、従来型に比べて最大出力電力を4倍(20〜160w)にした電磁化水発生装置を研究開発すると共に、出力抵抗も2オームに減少させ負荷による出力の低下を防いだ。電磁場の発生装置も含めて電磁界の漏洩損失(-30%)を少なくして、人体や他の機器に与える影響を少なくすると共に、効力の継続時間を2日間から4日間へと伸ばした。

 

2. 研究開発の内容

 

2.1.1 電磁化水によるスケールの付着防止

基本的に付着防止と除去は異なるものと考えて、まず、付着防止に着目し、先に目的の項で述べた付着したスケールの内容と各種対策の比例する現象を探すための実験を行なった。実験は現実の装置では大きすぎて簡単には実験出来ないので小型化して行なった。今までの装置によれば、配管の場合、水の流れがないと効果がないと言われており、また、電磁界を印加するためのコイルの近くでは(2m以上下流に離れないと)効果がない、と言われている、この実験では逆に水の流れは出来るかぎり少ないこと、電磁界発生用のコイルの出来るかぎり近くで実験を行なうことにした。図1に実験装置を示す。

 

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図1 実験装置

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塩化カルシウム(水溶液)

鉄イオン未踏入信号発生器は、10kHz、10Vpp(V)を発生している。

 

 

 

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