「-」はその船型・船齢カテゴリーが計算対象外であることを示す。
1.3 コンテナ船
表1.3-1に示したように、1986年及び1991年、1996年、1999年の船舶明細書から得られたコンテナ船のデータは新しい船のデータが少なく、他の船種のように船型(コンテナ船ではTEU)と燃費の関係を全ての船型・船齢カテゴリーで求めるのは困難であった。各船齢区分でTEUと燃料消費率の近似直線を求めることができたのは、船齢区分が1978年以前のものだけである。
またコンテナ船の燃料消費量は他の船種のように、DWTで整理せず、載荷可能量TEUをパラメータとした。DWTと載荷可能量TEUの関係は、図1.3-1に示すとおり載荷可能量(TEU)をDWTで除した値は、DWT(船型)が大きくなるにつれて減少する傾向がみられる。また、建造年代が新しくなると大きく減少する傾向にある。燃料消費量の評価やモデル化に際しても直接載荷可能量(TEU)をパラメータとすることで、これらの効果が盛り込めると考えた。