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5.3 温室効果ガスの削減技術のまとめ

CO2削減技術としては、設置の容易さ、既存の船にも導入可能なこと、及びイニシャルコストが比較的低いこと等から、PBCF 等の推進機に対する改良による輸送エネルギー効率の改善が、短期的スパンでの削減技術として適していると考えられた。

また、中長期的技術としては、マイクロバブル等による船体摩擦抵抗の改善及び代替燃料の使用、そしてディーゼル機関から他のコンセプトの主機関への変更が有望であると考えられた。

CO2以外の温室効果ガスについては、CH4を含む荷役時の原油ガスを陸上側施設で処理する事、冷蔵冷凍コンテナの冷媒の管理を陸上並に行って、HFCsの漏洩量を少なくする事が短期的技術として適していると考えられた。

 

 

 

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