(2) V2O5/TiO2脱硝触媒調製方法
実排ガス試験用ハニカムの調製を考慮して、調製方法が簡便なことからもMorikawaらの調製方法(S.Morikawa et al., Proc. 8th ICC III-661, Chem.Lett 251 (1981)。)によりV2O5(1%)/TiO2触媒を調製した。図4.2-2にしめすようにバナジン酸アンモニウム水溶液に日本アエロジル製二酸化チタンP−25を浸漬し、蒸発乾固したのちに、550℃で3時間焼成してV2O5(1%)/TiO2触媒を得た。
また、通常はSO2の影響を低減させるためにタングステン等の第三成分の担持を行うが、今回は、第三成分の担持は行わず、V2O5(1%)/TiO2触媒を使用した。また、担体として使用したTiO2はP-25(SA=40m2/g、日本アエロジル)である。