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来島大角鼻潮流信号所(くるしまおおすみはなちょうりゅうしんごうしょ)

潮の流れを知らせます!

 

眼前の来島海峡は、大小の島々と狭く屈曲した航路を有し、鳴戸海峡・関門海峡に並び我が国有数の強潮流が発生する海域で、古来より数多くの海難が発生する航海の難所となっています。

この来島大角鼻潮流信号所は、海峡の西口に位置し安芸灘から来島海峡に入る船舶(東航船)に対し、潮流に関する情報(流向・流速及び今後の傾向)を電光板に表示させ、船舶へ提供する施設です。

また、備後灘から来島海峡に入る船舶(西航船)に対しては、海峡東口の大島南端に設置している来島長瀬ノ鼻潮流信号所から潮流の情報を提供しています。

来島海峡を通航する船舶が安全に航行するためには、これらの潮流情報が必要不可欠なものとなっています。

 

位置図 別図

 

電光表示の意味

S 南流、潮流が南の方向に流れる

N 北流、潮流が北の方向に流れる

0〜9 潮流の流速(ノットで表示)

↑ 今後流速が速くなる

↓ 今後流速が遅くなる

X 潮流の転流前(転流の10分前から表示)

〔表示例〕

S4↑:南流4ノットで今後速くなる

 

この潮流信号所は、1975年(昭和50年)から業務を開始して以来、来島海峡の海上交通の安全に大きく寄与し、多くの人命と財産を守っています。

この信号所は、船舶が安全に航行するための大切な施設です。この施設の異常を発見した場合や何かお気づきの点がございましたら、今治海上保安部(TEL 0898-23-5515)までご連絡下さい。

 

 

 

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