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3. うみ(海)

3.1 海の大きさ?

3.1.1 七つの海と大きさ

海は、大きく3つに分けることができ、そのトップは太平洋です。基本的に地球の海は、太平洋・大西洋・インド洋の3大洋からなり、それ以外は大洋に附属した海と考えます。

最も大きな太平洋は、2番目に大きい大西洋の約2倍の面積があります。太平洋と大西洋を南北に分け、北極海と南極海を加えて「7つの海」ともいわれます。

 

3.1.2 地球は水球

地球の表面積のおよそ70%が海です。いろいろな角度から地球を見たとき、海の割合が一番多いところを「水球」、陸の割合が一番多いところを「陸球」といいます。

水球ではおよそ90%が海です。陸球でも海が50%近くを占めます。赤道を挟んで北半球と南半球に分けてみると、北半球は陸の割合が多く、海は60%にとどまります。一方、南半球は80%とほとんど海です。地球上のどこを眺めてみても、海の割合が陸よりも少なくなることはありません。海の表面積は、陸の2.4倍以上もあるのです。

 

【海陸の割合】

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3.2 海の性質?(海水の流れ[海流と潮流]、海水温度、音の伝わり等)

3.2.1 海水の流れ(海流と潮流)

【海流】 いつもだいたい同じように進んでいる海水の流れを海流といいます。海流を起こす最大の力は風です。そのほか、太陽の熱、気圧の配置や雨などさまざまな原因が積みかさなって海流は起こります。ある場所の海水がほかへ移動するために、そのあとをおぎなうように流れる海流(補流とよびます)もあります。そのためいつでも完全に同じというわけではなく、季節や年によって、流れの方向や強さがちがうこともあります。海流は北半球では右回りに、南半球では、左回りに流れます。太平洋だけでなく、インド洋や大西洋でも同様です。

 

【貿易風・へん西風】

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