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安全勧告書

M-74-15及びM-77-33(再勧告分)

1978年11月9日にミシシッピー川下流でギリシャ共和国籍撒積船イレーネS.レモスがパナマ共和国籍撒積船マリタイム・ジャスティスと衝突した事件の調査結果として、安全委員会は、コースト・ガードに対し、安全勧告書M-74-15及びM-77-33の再勧告書を送付した。

コースト・ガードは、1981年4月14日に、安全勧告書M-74-15については同意し、安全勧告書M-77-33については、船長と水先人が船舶と水路についての適切な情報を共有するべきであると考えるが、この分野でのより広範囲な規則は、正しいものと認めないと述べ、前回と同じ意見である旨回答した。そこで、1981年7月10日安全委員会は、安全勧告書M-74-15及びM-77-33を“閉鎖--受け入れなれない活動”に分類した。

安全勧告書M-88-20

1987年5月3日にポーランド共和国籍撒積船ジーミア・ビアロストッカがジョージア州ブランスウイックのシドニー・ラニーア橋に激突した事件の調査結果として、安全委員会は、コースト・ガードが、“船長と水先人との間であらかじめ協議を行い、航行中の重要な事態及びこれに関連した注意点について同意することを義務付けるよう、33CRF164.11(k)を改正する。”ことを勧告した。

コースト・ガードは、1988年10月27日に、船長と水先人との間で情報を共有することは、節度ある船乗りとしての相互関係の一部分であると考えるものであり、本勧告書に同意する旨回答した。しかしながら、コースト・ガードは、本勧告書は安全勧告書M-77-33の再論であり、船長と水先人間の相互理解を促進するには、33CRF164.11(k)の文言で十分であると、依然、考えていると記している。1989年2がつ28日にコースト・ガードは、安全勧告書M-88-20に対しては、何ら対応を考えていない旨記している理由から、安全委員会は、安全勧告書M-88-20を“閉鎖--受け入れなれない活動”に分類した。

 

 

 

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