付録B
乗組員に関する情報
ロビン アレン ウッドオール
クィーン・エリザベス二世号のロビンA.ウッドオール船長59歳は、1990年にキューナード海運株式会社に実習生として入社した。実習生として4年間を過ごした後、二等航海士の免状を取得した。二等航海士の免状であったが、同船長は、四等航海士として乗船し、その後の3年で一等航海士の免状を取得し、貨物船の三等航海士として海上に復帰して三年を経づに二等航海士に昇格した。ウッドオール船長は、1960年、英連邦(U.K.)運輸省の船長免状を取得し、次席三等航海士として旅客船部門に配置換えされ、1989年8月にクィーン・エリザベス二世号船長に任命されるまでの何年間かをキューナード社の航海士としての全ての階級を勤め終えていた。
ジョン フランシス ハッドレイ
クィーン・エリザベス二世号に乗船した水先人ジョンF.ハッドレイ氏50歳は、1970年にニュー・ヨーク州キングス・ポイントの合衆国商船大学を卒業し、その後、一般商船に乗船した。1970年からおおよそ1973年にかけて上級の資格を取得するとともに、ニュー・イングランド州各地沿岸の水先人裏書を得ていた。ハッドレイ氏は、パナマ運河の水先修業生となって14箇月の実務を行い、喫水が25フィートになる船舶を含む様々な船型の水先業務を経験した。パナマ運河での水先修業中に、氏は極く小規模の二つの事件に関係した。氏は、ロード・アイランド州プロビデンスに戻り、1976年に北東海域水先人組合に加入した。水先人のハッドレイ氏は、1973年12月に全遠洋区域航行の汽船、機船の両方に乗船資格を持つコースト・ガード発行の船長免状を取得するとともに、1989年11月にマサチューセッツ州の水先人資格を得ている。
クリストファー ミカエル ウエルス
上級当直航海士としてクィーン・エリザベス二世号に乗船しついたクリストファーM.ウエルス一等航海士36歳は、1974年に英国サザンプトン、ワラシュにある海事研究大学在籍中に実習生として海上生活を始めた。大学卒業と同時に英国のシェル・タンカーに入社し、17年間にわたり乗船勤務した。シェル在籍中、ウエルス一等航海士は、撒積み船、液化天然ガス船、イギリス海峡フエリーに乗船した。1992年5月キューナード社にクィーン・エリザベス二世号の二等航海士として入社し、1992年7月に一等航海士に昇格した。