付録
付録A
調査
調査
国家運輸安全委員会は、1992年8月8日土曜日午前に合衆国コースト・ガードから本件発生の通報を受けた。直ちにワシントンD.C.にある安全委員会本部の五人の調査官が、調査開始のため、マサチューセッツ州ウッズ・ホールに向かった。
本件に対する調査は、、1974年独立安全局法第304節(a)(1)(E)の規定及び(コースト・ガード-NTSB海難事件調査)49CFR850に従って、安全委員会とコースト・ガードの共同作業として行われた。コースト・ガードは、国際海事機関(IMO)決議A.637(海難事件調査の共同作業)によって推奨されているように、英連邦調査官を作業に参加するよう招請した。英連邦から二人の調査官が現場に到着したが、調査作業中の秘守義務を定めた自国の法規をたてに調査への参加を断わった。
本報告書は、調査の結果、判明した事実及び安全委員会が行った解析を加えた証拠を基本に置いて作成された。安全委員会は、調査記録にある総ての事実を本件の原因あるいは推定される原因を決定するため、または、勧告書を作成するため、法律上の責任を含め、適切なものであると考えてきた。安全委員会は、コースト・ガードとは別に、本件の分析を行い、勧告書を作成した。
次に示す団体が、本調査に参画した:クィーン・エリザベス二世号の船主であるキューナード社、クィーン・エリザベス二世号の船長、そしてクィーン・エリザベス二世号の水先人。
聴聞/証言録取
本件調査中に安全委員会が、独自に行った公聴会はない;コースト・ガード/NTSB協同の協議会は、1992年8月12日から15日まで及び8月17日と26日にマサチューセッツ州ボストンのコースト・ガード援助センターで宣誓を行った上での証言を録取した。