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図:売上高経常利益率の推移

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注:1999年の大宇重工業の売上高経常利益率は-79.8%

 

売上高純金利負担比率について見ると、2桁で推移している企業もあるなど、総じて日本企業と比べ、格段に高い水準にある。金利負担が韓国の造船企業の収益を大きく圧迫している点が確認できる。

 

図:売上高純金利負担比率

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他方、減価償却負担について見ると、三星重工業を除く各社は増加傾向にある。そのうち、現代重工業、大宇重工業、三湖重工業の場合、売上高増加率以上に減価償却額が増加しており、売上高減価償却費比率も上昇している。但し、一部企業を除き、売上高減価償却費比率は、日本企業と比べて大きく高い水準とは言えず、純金利負担と比較しても、収益を圧迫する大きな要因とはなっていない。

 

 

 

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