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日韓のシェア縮小の大きな要因として、為替要因が指摘されている。過去、ウォンは円に対し、継続して切り下がっており、このことが日本に対する韓国の価格競争力を高め、価格競争力上昇につながっているというものである。実際、日韓のシェア格差とウォン/円レートの関係を見ると、両者の間の相関関係は有意である。計測結果によると、100円に対して100ウォン下落(上昇)すると、日韓のシェア格差は、受注べースで4.7%ポイント拡大(縮小)、竣工ベースで2.8%ポイント拡大(縮小)する。ここでは、日韓シェア格差と為替に関する記述にとどめ、価格競争力を含めた日韓の競争力比較に関しては後述する。

 

図:日韓の受注・竣工シェア格差と為替レートの推移

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資料:ロイド統計、IMF/International Financial Statistic

 

図:日韓受注シェア格差の推移

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図:日韓竣工シェア格差の推移

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