日本財団 図書館


1 電子マニュアルの作成方針

 

本電子マニュアルは、将来的にはクラスV(次ページご参照)の機能を実現することを視野におきながら、平成12年度の開発においては特に下記の点で電子的な情報コンテンツゆえのメリットさを模索した。

 

(1) インターネットによる利用

インターネットによる配信を前提とした、検索性と閲覧性が実現できることを目指した。したがって、電子マニュアル全体はXML言語を用いて作成し、個々のコンテンツとしてPDFファイル等を用いている。

図面:PDF形式

静止画像:JPEG形式

動画:MPEG形式

また、インターネットによる利用と同時に、CD-ROMでの配布・利用も可能である。

(2) 利便性の向上

ア) 簡易なユーザインタフェースの追求

「異常時の原因と対策」機能では、様々な設問に対してYES/NOの回答でチャートを辿りながら、対処方法に至る“チャート形式”を採った。

イ) 事例情報の活用

例えば、保守点検を怠った結果発生した障害事例を掲載するなど、事例情報を組み合わせて、ユーザヘの利用訴求を狙った構成と目指した。

ウ) 部品発注・工事発注機能の付加

単なる取扱説明書の電子化に終始するのではなく、e-businessへの取り組みとして、本マニュアルの利用から連続した購入・依頼フォームを呼び出す仕組みを取り入れた。

(3) 閲覧性の向上

ア) カード形式の採用

ブラウザに表示できる情報量と管理する情報単位を、カード形式で整理した。

保守点検要領…点検項目単位(カード化)

異常時の原因と対策…異常現象単位(カード化)

パーツリスト…Figure単位

イ) ビジュアル性の追求

静止画像、動画像、CAD図面(PDF化)等を多用することにより、できるだけ視認性の高いビジュアルな内容となることを意図した。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION