(2) ステップ2 (標準化)
・本ステップは、情報コンテンツの形式・内容に関する、深く掘り下げた検討の段階である。e-サービスプレイスの成否は、まさに情報コンテンツの内容如何であり、詳細に標準化を検討する本ステップは構築全体を通じて最も重要なものと位置づけられる。
・標準化作業は、基本的に情報コンテンツ毎の内容・項目や形式を規定するための、1]舶用メーカ間、2]船社・船舶管理会社間、および3]船舶間の調整作業である。
・技術的には、インターネットやWebに対して親和性が高く、かつEDIプロトコル(Web-EDI等)として今後主流になるものと思われるXML言語を採用し、XMLによる情報コンテンツの標準仕様・フォーマットの開発・制定が主要な作業となる。(XML-DTD、XMLエレメントの制定等)
・情報コンテンツの規定とともに、併せて当該情報コンテンツを流通させるための機能の規定も行い、具体的にe-サービスプレイスの主要機能である電子マニュアルサービスに関する共通インタフェース、および工事実施/障害対応支援に関する共通インタフェースの開発も行う。これらについても情報コンテンツ同様にXML言語を活用する。(図4-9参照)