(5) 他サイトとの連携
4.1節で述べたように、舶用メーカがネットビジネスに取り組む際のポイントは、単なる“モノが買える”機能のみを提供しても駄目であることである。したがって、特にこの点に留意して、SIを支援するための表4-1で示した様々な情報・機能を提供することを中心に据えて本概念設計を行った。
しかし、一方で、突発的な事故発生や定期検査時等においてSIと舶用メーカ間で多くの情報交換や交渉が行われた後は「部品や工事の受発注」が行われており、e-サービスプレイスとして当然に受発注業務のサポートも備えるべき機能となる。
本概念設計では、「電子マニュアルサービス」と「工事実施、障害対応支援サービス」をサービス開始当初の主要機能としているが、目指すところの最終的な形態は、一連のビジネス機能すべてをワンストップで提供することのできる真の意味でのe-サービスプレイスヘの展開である。