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(7) 障害情報管理

・障害対応(トラブルシューティング)の完了報告は、担当した業者およびメーカから例外なくSIになされている。各船毎の管理は、SIが全責任をもって実施するために、一切の障害事例の管理(ファイル化、データベース化、共有化等)もSIが行う。

・SIはこれら障害事例の集計、解析・分析を行った後に、チェック項目の追加や点検作業内容の変更等の新たな予防保全計画作成のための検討を行う。

・それら事項の中で管理船の各船に共通する事項については、船舶管理会社における技術担当のスーパーバイザ(SIが兼任することも多い)が管理することもあり、他船担当のSIへの周知徹底を図っている。

・メーカ側にとっては、障害対応の一連の情報は、自社製品への改良情報として重要なことはもちろん、また本船上での機器の利用状況や性能情報の手懸かりにもなり得るものである。

・メーカ側は、これら情報を各船毎、また船主・船舶管理会社毎に管理(ファイル化、データベース化等)を行い、広く周知すべき情報と判断した場合には、サービスニュースとして関連部署、関連取引先に配布している。

 

 

 

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