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3) オープン性とCORBAの採用

COM/DCOM、CORBAはともに分散型オブジェクトシステムの技術であり、かつ、その普及はコンソーシアム型組織で行われている。その点で両者はともにデファクトスタンダードとしての地位を占めているが、前者は―私企業のアーキテクチャーであり、公開はされていない。シングルベンダーであることのメリットもある(接続性がよい)が、本調査研究の立場、すなわち、APIの公的な標準化を目指す場合にはオープン性が重要となり、CORBAを採用するほうが望ましいと考える。

FMSネットワークの概念モデルを図3.1に、CORBAを採用したSITP/LITPの構成図を図3.2に示す。

 

 

 

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