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3.5 モデル機の評価

モデル機を乗組員(機関部員)の方々に実際の業務で使用して頂き、その性能要件について評価を行った。モデル機に組み込んだ新しい機能について、操作性、性能、機能面から総合的に評価をお願いした。

現在使用されている状態表示装置との比較も行い、機関部員の年齢層の幅はあるが、それぞれの立場から評価して頂いた。

 

(1) 評価分類

モデル機に搭載した性能要件は、3つの能力に分類し評価を行った。

1] キーボードアレルギーからの脱却能力

・専用キーを割り付けたキーボード

・マウスコントローラでの操作

・項目修正機能

2] 年齢層にとらわれない表現能力

・メニューアイコン

・表示文字の拡大

・表示情報の増大

・ワンタッチ休止機能

3] スキル不足に対する補助能力

・ヘルプガイダンス機能

・関連チャンネル表示機能

 

(2) 評価方法

乗組員の方々に予め用意しておいた評価用チェックシート(12項目)に、モデル機の性能要件について、上記の1]〜3]までの能力別に5段階評価をお願いした。評価に協力して頂いた方々は、機関部員の3名(機関長、1等機関士、2等機関士)です。

表―4に、評価用チェックシートを示す。

 

 

 

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