3.2 コニカルギヤの面圧強度の検討 3.2.1 面圧強度計算式の検討 一般の円筒歯車の歯面間の接触は図2(a)のように円筒どうしの接触に近似される。しかし、歯面修正を施したコニカルギヤの歯面間の接触は図2(b)のように二つの回転双曲面どうしの接触に近似される。そのため、一般の円筒歯車の面圧強度計算式を適用することは妥当ではないと考えられる。そこで、コニカルギヤ用の新しい面圧強度計算式を作成した。
3.2 コニカルギヤの面圧強度の検討
3.2.1 面圧強度計算式の検討
一般の円筒歯車の歯面間の接触は図2(a)のように円筒どうしの接触に近似される。しかし、歯面修正を施したコニカルギヤの歯面間の接触は図2(b)のように二つの回転双曲面どうしの接触に近似される。そのため、一般の円筒歯車の面圧強度計算式を適用することは妥当ではないと考えられる。そこで、コニカルギヤ用の新しい面圧強度計算式を作成した。
(a)円筒歯車の場合
(b)コニカルギヤの場合
図2 円筒歯車の面間の接触とコニカルギヤの面間の接触
二つの回転双曲面が互いに荷重Pで押しつけられた時の押しつけられた接触応力σHはヘルツの弾性接触理論より次式となる。 P:歯面法線荷重 M、N、H:コニカルギヤの形状によって求まる係数 このヘルツ応力σHを呼び接触応力Scoとし、AGMAの面圧強度計算式の各種係数を用いるとコニカルギヤの面圧強度計算式は次式となる。
二つの回転双曲面が互いに荷重Pで押しつけられた時の押しつけられた接触応力σHはヘルツの弾性接触理論より次式となる。
P:歯面法線荷重 M、N、H:コニカルギヤの形状によって求まる係数
P:歯面法線荷重
M、N、H:コニカルギヤの形状によって求まる係数
このヘルツ応力σHを呼び接触応力Scoとし、AGMAの面圧強度計算式の各種係数を用いるとコニカルギヤの面圧強度計算式は次式となる。
前ページ 目次へ 次ページ