なお、液化ガスタンカーにはLPG船とLNG船があるが、参考までにその内訳を航海数/船舶数に分けて表2.6-5、図2.6-2及び図2.6-3に示す。
これをみると、LNGプロジェクトの専用船としてプロジェクトの最適船型として建造されるのが一般的なLNG船は、すべて10,000GT以上の比較的船型の大きなものである。さらに1隻あたりの航海数も、LNG船がかなり多くなっており、外国を仕向港又は仕出港とする航海数のうち、日本及び極東ゾーンから近い東南アジアゾーン及びオーストラリアの諸港との間の航行が多いためと考えられる。