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2.4 日本周辺海域航行貨物船の状況

前項「2.3」は、日本周辺海域を航行する全船舶と日本寄港船舶についての慨要であるが、航海数の多い船種として、日本周辺海域を航行する貨物船、タンカー及び液化ガスタンカーについて、同様の解析を試みた。

(1) 動静

表2.4-1は、日本周辺海域を航行した貨物船(呼称:貨物船)の航海数を、仕出港(0:Port of Origin)及び仕向港(D:Port of Destination)のゾーン別に集計したものであり、貨物船の仕出港、仕向港のゾーン別割合(2.3(1)参照)の特徴は次のとおりである。

貨物船は、日本の内水内諸港間航行を除く各ゾーン間の航行としては、全船舶の場合と同様な傾向であり、日本の諸港間の航海数の割合が約20%、日本の諸港と外国の諸港との間の航海数が約20%、日本の諸港に寄港した船舶の航海数の割合は約40%を占めている。日本を除く極東ゾーン(2.3(1)参照)の諸港と日本の諸港との間の航海数の割合は13%弱であり、日本を除く極東ゾーンの諸港と日本以外の諸港との間の航海数は約35%で、両者を合わせると約47%を占めている。また、東南アジアゾーン(2.3(1)参照)の諸港は、日本の諸港との間の航海数が約2%、日本以外の諸港との間の航海数が約3%で、両者を合わせると約5%を占めている。

 

 

 

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