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第5部 船内荷役安全作業心得

 

1. 船内荷役作業主任者

(1) 任命を受けたら腕章をつける

(2) 荷役順序等、作業ランプを把握確認し作業者全員に周知徹底する

(3) 始業時ミーティングで作業内容を説明、安全作業を指示する

(4) 本船ハッチカバーの開放状況、ハッチ周辺の整理整頓

通行路の確保、墜落防止措置等安全な作業を確認する

(5) 周辺の関連事業従事者との連絡調整を行う

(6) 作業者は作業に適した保護具を着用しなければならないが、その使用状況を監視する

(7) 作業者が不安全な作業行動をしないか監視する

(8) ブレイクバルクカーゴ等荷役には、荷の大きさ、重量に適した吊り具を使用するよう作業者に指示する

 

2. デッキマン(作業指揮者)

(1) 任命を受けたら腕章をつける

(2) 荷役作業プランの把握、確認、安全作業の支持をする

(3) 明確な合図、支持を徹底する

(4) コンテナのラッシング解除、固縛の確認をし作業者に的確な支持をする

(5) 本船ホールドのエントリーガイド、セルガイドの状態を確認する

(6) 冷凍コンテナの電源、ケーブル、モニターコードの脱着状態を確認する

(7) 本船設備、積載コンンテナ等に損傷を発見した時は、荷役担当責任者またはセンターへ連絡する

(8) 20'、40'荷役可能なコンバーティブルホールドで、スタッキングコーンの取付け取外し作業に作業者がホールドに入る時は、非難場所の選定を行い周知させる

(9) オーバーハイトコンテナ等で特殊な吊り具を使用する必要があり、作業者がホールドに入る時は避難場所を選定し作業者に周知させる

(10) コンテナ、ハッチカバー等を吊っているガントリークレーン下に立ち入らせてはならない

 

3. ラッシャー

(1) 荷役作業プランの内容を把握し安全作業に徹する

(2) ハッチカバーの固縛装置の開放状態確認

(3) ハッチカバー上の落下物の除去、安全な作業場所の確保

(4) コンテナヘの昇降は梯子を使用し、飛び乗り降りはしない

 

 

 

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