松尾葉子(指揮者)Yoko Matsuo,Conductor
1982年フランスのブザンソン指揮者コンクールで、女性としては史上初めて、また日本人としては小澤征爾に次いで二人目の優勝という壮挙により、一躍注目を集めた松尾葉子は、実力と人気を兼ね備えた指揮者として着々と地盤を固めている。
名古屋生まれ。1975年お茶の水女子大学教育学部音楽科を卒業後、東京芸術大学指揮課を経て同大学院に進み、渡邊暁雄、小林研一郎の両氏に師事。1981年渡仏、パリのエコール・ノルマルでピエール・テルボー氏に師事している。
帰国後の1982年に名古屋フィルを指揮して生まれ故郷の名古屋にデビュー。翌年、「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団を指揮、絶賛を博した。以後、東京交響楽団、新日本フィル、読売日本交響楽団、日本フィル、新星日本交響楽団などを日本の殆ど全てのメジャー・オーケストラを次々と指揮し、高い評価を得ている。
1998年4月よりセントラル愛知交響楽団の客演常任指揮者を経て、1999年4月からは同楽団の常任指揮者に就任と、ますますの活躍が期待されている。