タイプ1
林間での団欒やお弁当を楽しめる開放的な森林空間です。
タイプ2
自然観察や昆虫採集など、より野生味のある自然遊びが楽しめるような、もう少し草丈の高い林間草地です。
タイプ3
面的な林内利用と違って、山道に沿って里山を散策するタイプ3のような楽しみ方もあります。この場合だと林内の見通しさえ確保されればよく、花や実をつける低木類や、秋の七草に歌われるキキョウ、オミナエシなどの野草類が成育する、より野趣のある林床のほうがよいでしょう。
タイプ4
「白雪姫」や「花咲き山」に描かれる場面のように、季節のある時期、林間が一面の野生の草花の花園になるのを楽しむことを目的とした管理です。林床に自生するイチリンソウ、カタクリ、ササユリ(関東ではヤマユリ)、キキョウ、ヤブランなどの草花類に、それぞれの生活に適した管理をしてやれば、決して夢ではありません。
タイプ5
先にもふれたように、里山の林床に多数自生しているツツジ類を選択的に刈り残して、その開花を楽しむものです。ツツジ以外にも、ヤブツバキ、アセビなどの花木や、美しい実をつけるムラサキシキブ、ガマズミなどを刈り残して楽しむこともできます。
タイプ6
人間の林内利用のためではなく、野生鳥獣の生息地や避難場所として保全・管理するものです。タイプ1〜5の森林に隣接させれば、その周辺の林地にも往来しますから、各種の野生鳥獣の鳴き声や姿を楽しむことができます。