「里山の保全」をより現実的にするには、地域住民市民による積極的な提案やボランティア労働による参加など、その地域植生や風土にあった活用計画が必要であり、自然の回復機能や遷移を充分に生かした自然公園とすることが大切です。そのために、それぞれの里山の植生や生物調査、植生管理計画の立案、地域住民の意識調査や活用状況の把握、さらに実施に当たっては指導者の養成や学習会、研究会、管理組織、運営組織など多くの課題に取り組むことが必要となります。
私たちが残したいと考えている「里山」には、次のような立地条件の異なるものがあります。