(2) 自然環境保全活用の方針
1) 目標と方針
これまでの考え方や、住民、行政、来訪者への意義・波及効果などを踏まえて、以下の目標と基本方針を設定した。
【目標】
湿潤亜熱帯の自然と文化に出会える島・渡名喜
【方針】
1. 湿潤亜熱帯の植生を保全・育成する
1. 湿潤亜熱帯の植生を回復・演出する
1. 湿潤亜熱帯の植生とふれあい・学ぶ
1. 湿潤亜熱帯の植生を保全・育成する
現存する在来植生の育成をさらに促進するような手だてを講ずるとともに、良好な在来植生が人為的な影響で大きな痛手を受けないよう保全・管理の施策を行う。また、遊休農地については、積極的に有効利用が図れるよう担い手の育成と地主調整等に努める。
1. 湿潤亜熱帯の植生を回復・演出する
在来植生がすでに失われた地域や外来植生によって占められた地域、埋立地等において、在来植生を回復しながら景観づくりを演出する。また、かつての段畑についてはその歴史的文化的意味合いの重要性に配慮し、石積みを保存しつつ必要に応じてその活用を図る。
1. 湿潤亜熱帯の植生とふれあい・学ぶ
人々の暮らしと在来植生との関係には先人たちの多くの知恵と工夫が詰まっている。しかしそれらの知恵と工夫を受け継ぐ機会は充分でない。島の誇りある自然を見つめ、学び、暮らしとの関わりを理解するための施策を小中学生や老人の参画はもとより多くの局面で積極的に展開する。