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4] 主な施設

渡名喜村の主な公共・公益施設は表2-19のとおりで、多くの施設が港に隣接した集落西側に立地している(図2-14)。

生涯学習機能施設については、渡名喜村歴史民俗資料館や渡名喜村立中央図書館、渡名喜村老人福祉センター、渡名喜村婦人会生活改善研修施設、渡名喜村多目的活動施設など、多様な目的・団体等によって使用できる施設が概ね整っており、特に歴史民俗資料館や多目的活動施設は外部との交流拠点として、今後とも多様な利活用の可能性を有する施設となっている。

生活環境施設をみると、上水道に関しては、昭和61年度に海水淡水施設が設置されており、安定した生活用水の供給が可能となったが、施設の老朽化やマンガンの検出などにより、平成14年に新たに施設を整備する計画である。

し尿、生活雑排水については、農業集落排水施設の整備が行われ、各家庭の生活雑排水処理問題が解決されつつある。ゴミ処理については、可燃ゴミは焼却施設で処理を行っているが、不燃ゴミ及び粗大ゴミは、沖縄本島へ排出している状況である。また、ゴミ焼却炉の老朽化、ゴミ発生量の増加により平成14年度から3年計画で全面改築を実施する予定である。雨水排水については、集落内道路に排水溝が整備されているが、長雨など悪天候が続くと、低い住宅敷地内へ浸水するケースも生じている。

渡名喜村は高齢者の割合が高いことから、高齢者福祉・保健は村でも重要な課題のひとつとなっている。特に、一人暮らしの高齢者も多いため、在宅介護をはじめ、老人保健センターでの通所介護、デイサービスなどの活動が行われている。また、近隣同士で声を掛け合い、お茶飲み会が開かれるなど、昔ながらのコミュニケーションが活きている。

 

表2-19

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