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<観光>

渡名喜村周辺の海域は、美しいサンゴ礁とクジラや大型魚が回遊する自然環境の優れた海であることから、レクリエーション海域としての評価が極めて高い。また、小島ながら、山地部や沿岸部の自然地形には変化に富み、白砂の道とフクギの屋敷林に囲まれた個性的で清浄感のある伝統的集落景観など、島が有する資源の数々は渡名喜村を知る人々から、高く賞賛されている。

平成8年における観光客の状況(表2-16)をみると、入り込み数は概ね3,250人で宿泊施設は3軒で収容能力56人となっている。特に宿泊施設については供給不足の状態にあり、周辺離島の状況と比べても極端に少ない。

渡名喜村は平成9年に県立自然公園の指定を受けており、レクリエーション関連施設の整備、拡充が進められている。また、平成12年には国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、現在、伝統的家屋の保存・修復が進められている。自然と歴史文化が連動したソフト・ハードの魅力づくりが重要となってくる。

 

表2-16 周辺離島入域観光客数、宿泊能力

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資料:沖縄企画開発部

 

 

 

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