<土地改良>
渡名喜島は、昔ハブ駆除のために山に火入れや、戦後食料確保のために山の斜面地を利用して段畑とした経緯がある。
現在は、漁港を除く島の全体が農業振興地域であり、農用地区域は南北の緩やかな丘陵地や平坦地に広がっている(図2-10)。
農業基盤整備事業(表2-4)については、平成11年度までに6ヶ所のほ場整備が進められており全体の整備率94.1%とほぼ完了に近い状態にある(表2-5)。また、農業用水施設(表2-6)や農業用排水設備も整備されつつあり、農業基盤は整ってきた。特産品づくりや後継者育成等に努めるためにも農地の積極的な活用が求められている。