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第3回広域連携観光振興会議

南九州WAC21概要

 

■要旨

第3回広域連携観光振興会議は、平成13年2月1、2日の両日、「南九州WAC21」として熊本、宮崎、鹿児島の三県で開催されました。会議の全体テーマは、「新世紀 南九州の新たな観光戦略」。初日は三県のサテライト会場でテーマ別に分科会が開かれ、2日目はそれぞれ分科会で討議した結果が全体会議にはかられ、さらに討議・意見交換を重ねたあと、三県の知事によって「南九州三県広域観光共同宣言」が読み上げられ、内外に向け発信されました。

各サテライト会場での討議内容は、鹿児島会場が「南九州の観光イメージ発信」をテーマに、基調鼎談、討議・意見交換が行われました。

熊本会場では「ユニバーサルサービスを考える」をテーマに作古貞義流通科学大学商学部教授が基調講演したあと、地元の旅館経営者と主婦の方から自らの体験にもとづく問題提起があり、これをベースに意見交換が行われました。

宮崎会場では「南九州における国際観光振興〜サミット効果の継承と発展」をテーマに、向山秀昭国際観光振興会会長が基調講演したあと、ディスカッション、意見交換会が行われました。

最終日は鹿児島県の全体会場で全体会議が開かれました。会議はマーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏による記念講演のあと、各サテライトでの討議結果が報告され、その内容をベースに討議・意見交換が行われ、その結果は多くの委員から南九州は素晴らしい観光資源に恵まれているものの、情報発信の仕方が弱いとの指摘があったほか、具体的な地域振興の売り方についてもさまざまなアイデアや提案がだされた。また、広域観光の振興については、三県が協力してネットワークづくりを急ぐべきとの提言があり、こうした意見を踏まえ、三県の知事・副知事は観光振興の重要性を強調するとともに、県域を超えた広域観光の推進に取り組むほか、魅力ある新たな観光ルートの開発、および三県共同で情報発信に努める意向が述べられました。このあと三県の知事によって「南九州三県広域観光共同宣言」が読み上げられました。

 

■日程概要

 

<鹿児島サテライト会場>

1日 フォーラム

○開会・挨拶

○基調鼎談「南九州の観光イメージ発信」

○討議・意見交換「南九州の観光イメージ発信について」

○総括

○閉会

○レセプション

2日 エクスカーション 桜島、石橋記念公園、仙厳園

 

<熊本サテライト会場>

1日 フォーラム

○開会・挨拶

○基調講演「観光事業ともてなしの品質」

○問題提起・意見交換「ユニバーサルサービスを考える」

○総括

○閉会

○レセプション

2日 エクスカーション 球磨焼酎蔵元

 

<宮崎サテライト会場>

1日 フォーラム

○開会・挨拶

○基調講演「国際コンベンションの誘致」

○パネルディスカッション「南九州における国際観光振興〜サミット効果の継承と発展〜」

○意見交換会

○総括

○閉会

○レセプション

2日 エクスカーション 酒泉の杜(綾町)

 

<鹿児島全体会議>

2日 全体会議

○開会・挨拶

○記念講演「新世紀 南九州の新たな観光戦略」

○各サテライト会場の報告

○討議・意見交換

○南九州三県知事共同宣言

○閉会

○レセプション・アトラクション

 

 

 

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