日本財団 図書館


“OBオールスターズ VS 駒ヶ根選抜”

 

003-1.gif

 

OBクラブに挑戦状!

長野県駒ヶ根市南割公園に「アルプス球場」がオープン。その第一戦にOBオールスターズが招かれた。対するは精鋭を揃えた駒ヶ根選抜。

「なーに、大したことないでしょ。楽勝、楽勝」。開始前まではベンチにどっかり座っていた大きな体がゲームが進むにつれ、だんだんと前かがみになってくる。「おーい、よく見ろ!」“やばい…”あせりの見えたOBオールスターズはなんと5回まで香川伸行選手の一安打。リズムのいい投球に凡フライの山、山、山。結局、3回に連打を浴びせた駒ヶ根選抜に4−0の完封負け…。でも、軟式でしたから…。

その証拠に6回には広沢好輝選手の右中間を破る3ベースなど回を追うごとに当たりが出てきて軟式への対応の早さを見せ、グラブさばきもさすがの失策0!また、何より村上雅則投手の相手をかわす投球術(2回パーフェクト)はお見事!ゲームには破れても納得・プロの技を披露してくれました。

ゲームの前には小中学生を集めた野球教室も開かれ、美しいアルプスに囲まれた澄んだ空気の中でおもいっきり深呼吸して気持ちよくプレーしてきました…ヨネ。

 

003-2.gif

“ブイン!!”「豊蔵さぁん、バットにかすってもいないよォ〜」

 

003-3.gif

思わぬ完封負けにみんな口があいてしまいました…。

 

チャリティー事業 関東ろう学校野球教室

 

003-4.gif

 

会員の若林憲一さん(元大洋)の提案で関東にある野球部をもつ5つのろう学校の生徒を集めて野球教室が開かれた。

梅雨もまだ明けない湿気がまとわりつくような曇り空の下、手弁当で駆けつけてくれたOB講師は総勢8人。それも実は、予習をしての参加。聴覚に障害をもつこどもたちを指導するのは全員初めて。一連の動きをしながらの説明は伝わりづらい。ならば、指示は端的且つ明確に!ということで1]「ヨシ!」2]「ダメ!」3]「わかった?」4]「大丈夫?」の4つの手話(1]2]は下写真参照)をマスターして、いざ、グラウンドヘ。

細かいところは、講師に一人ずつパートナーが付いて手話通訳を行ったものの、ほとんど直接対話で大丈夫。「口形を大きくゆっくりと話せば理解できます」との事前のアドバイスも利いて、石毛宏典さん(元西武)は「こ・れ・は・い・い・で・す」「こ・れ・は・だ・め・で・す」と手話を使いながら特に大きく口を開けて熱血指導。

時間を大きくオーバーして戻ってきた講師の先生は口々に「楽しかったぁー」を連発。乾いた土のように教えたことをグングン吸収してくれて大満足だったとか。『ハート』があれば、コミュニケーションはいつでもとれるということ。

生徒、講師、引率した各校の先生そして父兄の方々も参加したみんなが汗で体はベトベトだけど、すがすがしい気分で家路についた楽しい教室でした。

 

003-5.gif

OBの先生には常に手話通訳のパートナーがつきました。(写真左:土井淳さん右:大塚ろう学校千葉光一先生)でも、OBの先生もちょっと覚えたんですよ。ほら、様になってるでしょ。↓

 

手話

003-6.gif

「ダメ!」のサイン西本明和さん

 

003-7.gif

「ヨシ!」のサイン石毛広典さん

 

野球教室に参加しての感想

選手のみなさんの教え方がとても上手なのでびっくりしました。腕を左右対称に振って、その一連の動作のまま投げるとスムーズにボールを投げることができました。毎日の練習の時には、必ずこの動作をするように心掛けています。お陰様で少しずつボールがまっすぐに投げられるようになってきました。

守備では、自分の体の前でボールを捕ることが今までできていませんでした。毎日の練習でエラーすることが少しずつ減ってきました。

バッティングでは、いつもの練習どおりに打つことができて石毛さんにほめられました。とても嬉しかったです。女子の生徒もほめられていて良かったです。いろいろ教えて下さってありがとうございました。

野球教室の後の練習では、みんなのやる気が以前よりも強く感じられるようになりました。例えば今までボールを捕るのにゆずり合っていたことが多かったのですが、今では、自分から捕りに行けるようになってきたことです。みなさんに教えていただいた一つひとつのプレーをこれからの練習で少しでも自分のものにしていけたらと思っています。本当にありがとうございました。

日本聾話学校中学部野球部主将

3年 早乙女勇樹

 

第4回 チャリティーゴルフコンペ in 茨城・大利根カントリークラブ

 

五月晴れの広がる青空の下、OB会員と賛助会員約200名が茨城県大利根カントリークラブに集合し、第4回チャリティーゴルフコンペが開催された。

終了後に行われたオークションではオークショニアとして江夏豊さんや山内一弘さんが登場し、その場でサインを入れた阪神グランドコートや山内さんが実際に着用していたトレーニングウエアなどがオークションにかけられ会場全体が熱気に包まれた。

次回は関西・九州方面でも開催予定!

 

ダブルペリア方式

003-8.gif

※印はベスグロ賞

 

チャリティー事業II Welfare Hearts You DANCE!

 

六本木ヴェルファーレで福祉団体WACSによるバリアフリー・ダンスイベントが開かれた。

友だちを一番つくりやすいのは「遊び」の時、そんな発想から障害者・健常者・高齢者など様々な人々が集い、体いっぱいエネルギッシュに熱いライブを行った。

芸能界・スポーツ界など有名人が応援に訪れる中、OBクラブからは屋鋪要さん(元大洋・巨人)が仕事の合間に俊足をとばして駆けつけてくれた。「アンディ・フグより足が上がるんです」。なんて楽しいトークをしながら、参加者からは「変わってなーい」「カッコイー」と大盛況。

屋鋪さんの他、石毛宏典さんのビデオレターや広瀬哲朗さん、緒方耕一さん、岡崎郁さん他多数の方々にサインボールを提供してもらい、華やかな空間を更に彩ってくれた。

 

003-9.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION