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日程最後の講義を終えて(於DOH)

 

保健大臣のDr. Romualdezに会えなかったのは残念だったが、Dr. Tayagは内容をゆっくりとした英語で丁寧に説明してくれた。Dr. Kingは早い英語でよくしゃべる方だったがOHPをたくさん使用したので、文字で内容を理解することができた。日本では国民皆保険により自由に病院を選択できるが、これは当たり前のことではないのだということを認識した。プログラム最後の講義で疲労がたまっていたが、みな真剣に聞いていた。

 

「最後の夜」UP学生とfever night

夜九時にロビーに集合し、UPの学生五人と一緒に過ごした。出発まで、レセプションの時に来てくれた女の子がカフェで試験勉強をしていた。日本でもファーストフード店などで夜に試験勉強をする友達がいるのと同じだなと思った。同じくレセプションに来ていたUPの学生一人も翌日試験があるらしく、移動途中に顔を出してくれた。一緒に来てくれたうちの一人は試験前日とのことで、大丈夫なのか私は不安に思ったが、彼の満面の笑みからは余裕と自信を感じることが出来た。次の日の試験は無事に乗り切ったであろう。

彼らの連れていってくれた店は音楽がガンガンにかかっていて、from mouth to earでしか会話が出来ないといった感じのところだったが、ノリのいい私たちはすぐにエンジン全開。勉強に勤しみ続けたこの10日間の最後の夜と来れば、みんな目一杯楽しんでいた。最後の会計では10%値切ることに成功したようで、抜け目がないところはさすがである。面倒を見てくれたUPの学生たちに感謝。 (谷口)

 

 

 

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