診察室の薬品棚には、風邪薬をはじめ、ビタミン剤、TBの薬など多くの種類の薬品がならんでおり、Midwifeの方が1つ1つ取り出して説明してくださった。
説明の後、幸運にもBHWの方の家に招かれ、家の中の様子を見せていただき、料理まで手伝わせてもらった。炎天下、山の方まで歩いた疲れも吹き飛ぶほど、楽しいひとときだった。
<考察>
Midwifeに頼るところが大きく、Midwifeの技術や知識の確かさ、指導力、BHWや住民とのコミュニケーションがうまくとれているかどうかで、BHW、ひいてはBHSの質が決まるのではないかと思った。後から他のグループの話を聞いたところ、薬品管理などあまりうまくいっていないところもあったようで、ここでもBHSによってその質に差があることが感じられた。
○AETA DEVELOPMENT ASSOCIATION訪問
13日の午後、ADAのオフィスを訪れてDr. Timaにお話しを伺った。
先生はちょっと遅れていらっしゃったが、私達にわかりやすい英語でお話し下さった。今までの活動の写真も見せていただいた。
学習内容
<ADAとは何か>
1979年に設立された。少数民族であるAETA(first people to populated The Philippines)の社会的・経済的な地位向上、先祖伝来の文化の保護を目的とする。
現在4地域18コミュニティーをカバーしている。
初期の活動はEFMDI(Ecumenical Foundation for Minority Development)の後援のもとにおこなわれた。
・農業の発展、促進 ・健康管理、栄養(教育、供給)
・家畜の生育 ・病院の建設
・herb garden(保健省が10種指定しているもの)
・plantationでくずを育てている(NGOの協力あり)
1991年のピナツボ火山の噴火後は、REPLANT(Rehabilitation of Pinatubo Land Tribes)projectを1992〜1997におこなった。これは、政府の指定した居住地区に住むことを拒んだAETAの人々300家庭が対象となり、まずは農業や生計を立てる産物によって食料の供給が十分にできるようにすることから始められた。
1998年からはPRIME(Pinatubo Rehabilitation and Indigenous Micro-Enterprise)projectを始めている。これは、コミュニティーの人々が資本を設立して、火山の噴火によって肥沃になった土地を使った事業を始めることが目的である。
<AETAとは>
・低身長(130cm位)、kinky hair