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和洋女子大学の坂本元子教授は、千葉県内の幾つかの市の4、5歳児の健康状態を1984年から調査しています。その結果では、「生活習慣病の危険因子」が16年間で2倍以上に増えました。そして、次のような際立った特長も見られました。1980年代には太りすぎの子供が増加、この時期に対象地域でファーストフード店やコンビニが相次いで出店し、清涼飲料水の自販機が急増しました。また、1990年頃を境に動脈硬化になりやすいという指数の高い子供が急増、この時期に子供の運動不足が進行したと推定されます。

 

 

 

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