「メディカルケア」
風邪薬で脳出血の恐れ?
塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)という風邪薬などに含まれている成分に脳出血を引き起こす副作用があるとして、米食品医薬品局(FDA)は製薬会社に自主的な販売中止を指示しました。PPAは血管を収縮させる薬で、別名をノルエフェドリンともいい、鼻炎薬などに使われます。鼻炎では鼻の粘膜が充血しますが、PPAは充血を抑えます。また、胃の血管も収縮させて消化を妨げるため、米国では、痩せる為の食欲抑制剤としても売られていました。
日本では、鼻炎薬など176種類の処方箋なしで買える一般薬に含まれます。