1970年からすかいらーくグループはレストラン「すかいらーく」と言う業態の店舗を開店し、あらゆる客層あらゆる需要をカバーしてきました。最盛期には全国で750店が営業していましたが、その数も現在では約200店まで減少しました。これは、すかいらーくグループの戦略転換によるものです。バブルの崩壊でこれまでの価格設定が少し高く感じられるのではないか、また、食が豊かになり食の専門家が消費者から期待されているのではないかと言った事情から、複数の業態を展開する方針に切り替えたのです。その傾向は、次の二つに大別されます。一つは従来型のファミリーレストランタイプの継承で、これにはローストビーフやハンバーグ中心の「すかいらーくグリル」、イタリアンの「すかいらーくガーデンズ」、和食の「藍屋」があります。