伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子さんは、「思考のエイジレス化が進んでいて、年齢別ゾーニングが成り立たなくなって来ました」と指摘します。雑誌「Hanako」編集長、富川淳子さんはこう話します。「読者の中心は20代の女性。彼女たちはブランド物も着ればユニクロも着る。有名レストランにも行けばドトールにも行く。自由に使い分けて楽しんでます。4、50代の女性の読者も多いし、男性もいますよ。まさに年齢もジェンダーもボーダレスを肌で感じます」。こうした変化は、景気回復にプラスとなるでしょうか。
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