アディエマスの｢世紀を超えて｣、姫神の｢神々の詩｣などのテレビ主題曲やアトランタ五輪のテーマ曲、エニグマの｢リターン･トゥ･イノセンス｣、ゲーム｢ファイナルファンタジー8｣の主題歌など、タイトルは知らなくても聴けば｢ああ、この曲ね｣とうなずく曲が並びます。東芝EMIでは、過去にも癒しをテーマにしたオムニバス版を出しましたが、これほどの大ヒットにはなりませんでした。今回は一般に知られた曲を多く入れる様にした事がヒットを呼んだ様です。
最近は若者の音楽離れが進んでおり、昨年音楽業界は15年ぶりのマイナス成長に陥りました。一方、｢フィール｣は20代後半から70代まで幅広く売れています。この大ヒットにソニーから｢イマージュ｣、ワーナーから｢タッチ｣、ユニバーサルからも｢ピュア｣と同じ様な傾向のCDが売り出されて、好調に売れています。
