日本財団 図書館


「メディカルケア」

 

痛風にご用心

ひと昔前では、もっぱら中高年の病気と思われていた痛風が、最近は他の生活習慣病同様低年齢化しており、今では発症年齢も30代が最も多くなっています。

痛風は、血中の尿酸値の高い状態が数年続く事により、尿酸炎血症が析出して起こる病気です。尿酸は温度が低いと血症化するので、体温が比較的低い足首の関節に特に蓄積されます。この為、「足の親指に風がそよぐだけで、全身に激痛が走る」発作が起こるのです。また、この事から痛風(痛い風)という病名が付けられました。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION