相次ぐ偽造に対して業界による「自衛」の動きもあります。並行輸入品を扱う業者等がおととし、偽造品追放などを目的に「日本流通自主管理協会」を設立しました。プラダ社は偽造予防の観点から偽物の見分け方を公表していませんが、協会独自の研究によって偽物を見分けるためのマニュアルを作りました。本物と異なる作りや質の悪い商品は、「協会基準外品」として加盟店での販売は認めないとのことです。
同協会では「消費者が店頭で見分けるのは難しいが、安すぎる、催事など1回限りの販売、きちんと説明できない店員がいるなどの場合は注意した方がいいだろう」と話しています。