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この実験で肝臓の前癌病変は、セサミン入りのえさで育てたラットは普通のえさのラットの半分以下でした。

発ガン抑制効果はセサミンの濃度が高いほど大きく、またガンが発生し始める最初の3週間に与えた場合には、その後の14週間に与えるより発ガンを良く抑えました。えさに含まれるセサミンは腸で吸収されて肝臓に到達しますが、目立った毒性や副作用はなかったそうです。

セサミンは胡麻の実に大量に含まれる成分で、胡麻油からも摂れます。高酸化作用があり、この高酸化作用によって体内で発ガンの一因になる水素や活性酸素を消去したと研究グループは見ています。

 

 

 

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