島に来て居心地の良さに長期滞在する人は珍しくないと関口さんはいいます。関口さん自身、都会の生活に嫌気がさして島に移り住み、疲れた心も体も癒されました。この島にはそんな｢癒す力｣があるようです。
徳島県出身で島に移住して12年になるパナウル診療所の医師古川誠二さんも｢島の海岸線を歩くとミネラルを含んだ空気を吸い込んで、全身の細胞が活性化されるエアゾール効果が期待出来ます。海の青、島の緑も心を落ち着かせます｣と話します。
関口さんと古川さんは島の有志と共に96年から｢与論健康村｣という団体を作って活動しています。パナウル診療所を拠点に、島の気候や風土・食生活を利用しての心身の健康作りを意味する｢アイランドテラピー｣を実践する事が目的です。
