更に粘着性高分子が糊の働きをして、小腸の表面にくっつき、薬が長時間に渡って効率的に吸収される仕組みです。

白血球を増やすG-CSFという薬を犬に投与して効果を調べたところ、白血球の増え方は同量の薬を静脈注射した場合の23%でした。ただ、薬が小腸からじわじわと吸収されて長続きするので、実用上十分な効果が期待できるということです。

たんぱく製剤は多くの種類があり、インスリン成長ホルモン、貧血治療薬のエリスロポエチン、C型肝炎のインターフェロンなど代表的な6種で年間約3400億円の市場があります。

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