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2 職場のストレス

 

前の表などで分かるように、様々なことがストレスとしてとらえられるわけですし、ストレスのない人はいないはずです。実はストレスを感じないという人はかえって困るのですが、このことについては後で述べます。

ここでは、主として職場内でストレスとされるものはどういうものかについて説明しておきます。

 

(1) 一般的な職場のストレス

まず一般的に職場のストレスといわれるものを表4に示してみました。

これについては、必ずしも説明を要しないものもあるかもしれませんが一応一つ一つについて少し説明を加えておきます。

なお これらのことは後で述べる職場不適応―精神疾患等の発症や予防、更には労働災害の認定などに大きくかかわってくることがあります。

 

(表4)

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前に物理化学的なストレッサーということをいいましたが、仕事をする場所の環境がよくないとそれは職員にとって大きなストレスとなります。

ストレスによる症状を引き起こさないための、職場のアメニティといったことは、後で述べますが、物理化学的なストレスというと極めて様々なものがあり、それは職場によっても違いますが、例えば、機械の騒音であるとか、高温多湿の中で仕事をしなければならないとかその他生体にとって不快な環境をいいます。

 

 

 

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